HANNA– Author –
-
18世紀セーヴル磁器絵の職人シャルル=二コラ・ドダン
フランソワ・ブーシェ風のクピドや中国趣味の絵付けを得意とした、セーヴル王立磁器製作所の職人シャルル=二コラ・ドダン(1734年-1803年)。18世紀フランスの王侯貴... -
ドメニキーノの『リナルドとアルミーダ』
トルクァート・タッソの叙事詩『エルサレムの解放』の物語のひとつ、「リナルドとアルミーダ」。ドメニキーノのアルミーダはとても魅力的です。 『リナルドとアルミーダ... -
フランソワ・ブーシェによるタペストリーの下絵『ウェルトゥムヌスとポモナ』
『オダリスク』『ポンパドゥール夫人の肖像』などで知られる18世紀の画家ブーシェ。ゴブラン製作所の所長でもあったブーシェはタペストリー(タピスリー)のための下絵... -
ルーヴル美術館で観るデュ・バリー伯爵夫人ゆかりのもの
国王ルイ15世の愛人としてヴェルサイユに君臨したデュ・バリー夫人。彼女自身の胸像や肖像画、彼女が注文したり購入したりした作品を掲載しました。 デュ・バリー夫人胸... -
ルーヴル美術館の「クニドスのアフロディテ」たち
ルーヴル美術館にある「クニドスのアフロディテ」の像。『カウフマンの頭部』も掲載しました。 アフロディテ頭部 通称《カウフマンの頭部》( statue ; Tête de l’Aphro... -
ルイ14世に献上された『アルルのヴィーナス像』
フランス革命前はヴェルサイユ宮殿に飾られていた『アルルのヴィーナス像』。女神の腕やりんごは17世紀に付けられました。 『アルルのヴィーナス像』( statue ; Vénus ... -
ジャン=バティスト・パテルの雅宴画『イタリア喜劇の役者たちの集い』
一見、アントワーヌ・ヴァトーの絵画のような雅宴画。ヴァトーの弟子だった画家パテルの作品ですが、師匠と同じように役者たちの姿を描いています。 『イタリア喜劇の役... -
新古典主義とロマン主義の融合『エステルの化粧』(シャセリオー作)
新古典主義の巨匠アングルに学びながらロマン派のドラクロワの色彩に惹かれる、早熟の天才テオドール・シャセリオー。旧約聖書の『エステル記』から、色香漂うエステル... -
ナイショのしぐさのキューピッド(ファルコネ作)
可愛らしい姿で、唇の上に指を当て、「内緒だよ」と言っているようなファルコネ作のキューピッド(クピド)像。無邪気に見えないその笑顔の話です。 『クピド』( L'Amo... -
眠れるニンフに近づく精霊『ニンフとサテュロス(ユピテルとアンティオぺー)』(ヴァトー作)解説
18世紀ロココ絵画の先駆けとなったアントワーヌ・ヴァトー。今回は小説の表紙に使われた神話画『ニンフとサテュロス(ユピテルとアンティオぺー)』です。 『ニンフとサ...